【巡礼初心者必見】巡礼の作法
何回かお寺について投稿してきましたが、
全く巡礼をしたことがない人にとっては
そもそもどうやってお参りしたらいいのか?
作法とかあるの?
ということが気になると思いましたので、
ここでまとめてみたいと思います。
巡礼とは
巡礼(じゅんれい、英: pilgrimage)とは、 日常的な生活空間を一時的に離れて、宗教の聖地や聖域に参詣し、聖なるものにより接近しようとする宗教的行動のこと。
-Wikipedia 巡礼 より引用
Wikipediaにはこう書いてありますが、巡礼をする目的は人それぞれかと思います。
自分や家族が病気などで苦しんでいるのでお参りをしたり、追善供養としてお参りをしていたりだけではなく、自分探しのため、心の癒しを求めるためなどの目的を持ってお参りする人も増えています。
非日常の中で、自分の旅をしてみてください。
巡礼の持ち物
最低限必要なものは
です。
加えて持っておくといいものは、
線香ロウソクになります。(線香ロウソクは大抵の寺院でその場で何十円かで購入できます)
以下が私が普段持ち歩いているものを写真に撮ったものです。(小銭袋省略しています)
最初のお遍路セットは伊予鉄てくてくおへんろさんで購入しました。
その後は表装の詠智会さんや高野山の仏具屋さんで用品を購入しました。
巡礼の服装
輪袈裟は必ずつけます。(上記の写真の紫色の特任先達の袈裟巻きがついたもの)
他には白衣を着る場合もありますが、自由です。
基本的に動きやすく、派手ではない格好をします。
巡礼の方法
巡礼の方法について、順番に説明します。
①山門で一礼
お寺の入り口のところで一礼して入ります。
②手水で清める
コロナの影響で手水が中止されていましたが、最近は復活しているところが多いです。ない場合もあるので手持ちのアルコールスプレーを持っておくといいかと思います。
③線香ロウソクをあげる
お寺によって線香をあげる場所がないこともありますので、その場合は片方だけあげてください。持ってこなくても何十円かで販売していることが多いですが、持っておくと便利なので揃えておくといいです。
④納札をする
それぞれの巡礼専用の納札があります。上記の写真のものは西国専用です。
⑤お賽銭
お賽銭用に普段から小銭をためておきましょう。
⑥鐘を鳴らす
賽銭箱の前にある鐘を鳴らします。コロナのため、撤去されていることもありますので、その場合は省略しましょう。
⑦読経し、拝む
読経は合掌礼拝、開経偈、懺悔文、般若心経、(延命十句観音経)、御本尊真言、光明真言、御宝号、回向文、合掌礼拝
読経については後日詳しく記載したいと思います。
読経のあとは仏様に日々の感謝とお願い事をします。
お願い事はお寺で別のお願いにせずに1周全て同じお願いでお参りするようにしましょう。
⑧御朱印をお願いする
この時必ず書いてもらうページを開いて渡しましょう。
閉じたままで渡すと続きに書いていいのか、指定の書いてほしい場所があるのかわかりません。
時々そういったことでトラブルが起きることがあるそうなので、丁寧にお伝えしましょう。
⑨帰る時は山門で一礼
境内から立ち去るときもしっかり一礼してお礼を伝えます。
巡礼のマナーと注意
・輪袈裟はトイレや食事の時には外しましょう。
・参拝時間は確認してからお参りしましょう。
(冬季は特に積雪などで時間短縮されていることがあるので注意です)
・車での参拝の場合は細い道を通らないといけないことがあるので、コンパクトカーがおすすめです。
だいたいのことを書いてみました。
これからも気がついたことは書いていこうと思いますので、
興味のある方は読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
本日の勉強範囲:経絡