薬剤師のプライベート

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百合(びゃくごう)

今日は百合(びゃくごう)の紹介です。

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百合(びゃくごう)
《処方名》百合
《基原植物》ユリ科ユリ属の植物(オニユリなど)
《薬用部分》鱗茎
《効能》肺を潤して咳を止める、気持ちを落ち着かせる
 
有名な漢方薬としては辛亥清肺湯に含まれています。
辛夷清肺湯は一般的に鼻炎に使用され、粘っこい鼻水が出たり、鼻のあたりが熱を持ったような鼻づまりに使われます。
辛夷清肺湯の市販薬としては『チクナイン』が有名です。
しかしあくまでチクナインは市販薬なので、長く続いたり症状がぶり返したりするような鼻炎はしっかり耳鼻科に行った方がいいですね。
 
生薬の中には漢字で植物がすぐにわかっても読み方が全く違うものもあります。
ゆりびゃくごうなんてその代表例でしょう。
生薬、漢方、中医学を勉強するにあたっての一番最初の壁は生薬(中薬)の読み方かもしれません。
それをマスターしても病態を表す言葉の意味と読み方にまた苦しむことになるのですが。。。
一歩一歩頑張っていきます。
 
本日の勉強範囲:eラーニング