薬剤師のプライベート

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鶏内金(けいないきん)

今日は鶏内金(けいないきん)の紹介です。

 

石上神宮にて

 

鶏内金(けいないきん)
《処方名》鶏内金
《基原植物》キジ科ニワトリ
《薬用部分》砂嚢の角質内壁
《効能》消化不良、おねしょなどに効果あり
 
生薬には動物由来のものもあります。
以前に紹介した亀もそうですが、今回は鶏です。
動物由来の生薬はやや生々しいですが、亀や鶏はまだいい方です。
薬学部の生薬・漢方の講義での鉄板ネタはゴキブリも生薬として使用されると紹介されることだと思います。(普段見かけるゴキブリとは種類が違うのですが、ゴキブリ科に属する仲間です)
身近にあるものすべてを活用するというのは逞しさを感じるところですが、最初に試そうと思った方は勇気があると思います。
 
今回の写真の鶏は石上神宮に住む人気者の東天紅(とうてんこう)です。
名前の由来は夜明けに東の空が赤く染まる頃、美しい声で鳴くことから付けられました。
境内には他にも烏骨鶏やレグホン、ミノルカが住んでいます。
40年ほど前に奉納されて以降、自然に繁殖したり、奉納されたりしながら暮らしているそうです。
境内に入るといつも鶏たちがお出迎えしてくれるので、賑やかです。
石上神宮は日本最古の神社の一つで、奈良を訪れた際にはぜひ立ち寄っていただきたい神社です。
また後日紹介の記事を書けたらと思います。
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
本日の勉強範囲:消食薬