薬剤師のプライベート

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烏梅(うばい)

今日は烏梅(うばい)の紹介です。

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烏梅(うばい)
《処方名》烏梅
《基原植物》バラ科ウメ
《薬用部分》未成熟果実
《効能》咳止め、下痢、糖尿病に伴う口の渇き、回虫による腹痛
上にあげている効能に対する処方は烏梅プラス、他の生薬が組み合わされています。
それぞれ違う生薬なので、それぞれの効能ごとに覚えないといけないのですが。。。

 
他には梅といえば、種の中にある白い実、”天神様”ですよね。
天神様と言われる理由は梅をとても愛していた菅原道真公からつけられたと言われています。
菅原道真公が祀られている北野天満宮では梅の木が多く植えられていて、その梅の実は「大福梅」として12月13日から毎年縁起物として販売されています。
その梅の種の中にある天神様ですが、未成熟の実では「アミグダリン」という消化管で分解されると毒になる成分が含まれています。
しかし、完熟したり、梅干しとして加工されたものは毒が抜けており、食べることができます。ただ、梅干し自体に塩分量が多く、1日1個までが良いので、天神様も1日1つだけにしておいた方がいいでしょう。
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
本日の勉強範囲:芳香化湿薬