薬剤師のプライベート

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プルースト効果考察

お題「リラックス法」

 

 

プルースト効果とは

匂いによって記憶が呼び起こされることをプルースト効果といいます。

五感の中でも嗅覚が何故そのような効果をもたらすのかというと、嗅覚だけが大脳辺縁系に直接作用するためと言われています。

他の五感は大脳新皮質を経由して大脳辺縁系に到達します。

そして、大脳辺縁系にあるのは記憶を司る海馬です。

そのため、匂いにより生々しく記憶が呼び起こされるのです。

 

プルースト効果の補助的役割

リラックス法においてアロマなどが重要視されるのはこのプルースト効果も関与していると考えられます。

一度だけではリラックス状態とアロマは結びつかないかもしれませんが、何度か繰り返すうちにアロマの匂いを嗅ぐとリラックスしていた記憶を思い出すという状態までもっていけるでしょう。

実際にアロマに関してはリラックス効果がありますが、何度か繰り返した状態でのリラックス効果はプルースト効果の上乗せも含まれているのではないでしょうか。

 

体験

私においてもそれは同様で対象は匂い袋です。

基本的に枕元においてリラックスして休めるようにしています。

今置いているのは、上賀茂神社のあふひ香守。

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山田松香木店のものです。

↓山田松香木店は他にも様々な香りの匂い袋を販売されているようです。

同じ匂い袋でも作っているお店によって香りが異なるので、以前はそこまで匂い袋に対して効果を感じることはありませんでした。

しかし、今置いている香守は別で、本当にいい匂いです。

元々は持ち歩いていましたが、気持ちが安らぐように感じたので寝室に置くことにしました。

実際に安らいだという記憶を元に最も安らぐ時間であってほしい睡眠時間のためにプルースト効果を活用したと言えるかもしれません。

 

プルースト効果の有効活用

そんなプルースト効果はストレス社会においてより良い効果をもたらす可能性があると考えます。

本来は香りにより懐かしい記憶を呼び起こすものですが、

・リラックス法に取り入れる
・爽やかな香りを身につけて初対面の人に好印象かつ覚えてもらいやすくする
・勉強時に集中するようにミント系の香りのするアイテムを普段から使用しておいて試験でも同じようにする

など、記憶を作り出していく方向にも活用できます。

 

〇〇効果を身近に

プルースト効果をはじめとして人間には様々な心理学における〇〇効果があります。

これを経済活動で利用する方法はあまり身近には感じにくいかもしれませんが、上記でお話ししたような活用方法なら積極的に取り入れて日々の生活をより豊かにすることができるのではないでしょうか。

 

最後に

プルースト効果を自分なりに考えてみました。

共感された方、私もしてるという方はぜひ励みになりますので、スターや読者登録をよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。